わくわくノート

シンプルな4コマや本のレビューコーナーを設置しています。

MENU

『かもめのジョナサン完成版』の感想。自分の内側からわいてくるものを大切にしようと思えました。

f:id:renemagritt:20170602010236p:plain

かわいらしいタイトルなのでほんわかしてるかなと思いきや、けっこう深い話が展開されていくので途中から真剣モードになって読み進めていきました。

パート4が追加されたらしいですが、その部分だけでもがらっと話の展開が変わるので、印象がだいぶ違ってきますね。

 

おとぎ話としても読めるし、自己啓発書としても読めるし、いろんな捉え方のできるお話でした。

 

内容

主人公はかもめのジョナサン

 

彼は食べることよりも飛ぶことが好きでした。

 

ですが、他のかもめは飛ぶことを移動手段としてしか利用していません。

「ぼくは自分が空でやれる事はなにか、やれない事はなにかってことを知りたいだけなんだ」

 

猛練習の末、自分の限界を超えたスピードで彼が飛び始めると、群れの掟を破った罪で、追放されてしまいます。

 

群れから遠く離れて、ひとりで飛んでいると、自分と同じかそれ以上に上手い飛び方をするかもめに出会います。

「わたしたちは、あなたをもっと高いところへ、あなたの本当のふるさとへ連れて行くためにやってきたのだ」

 

ジョナサンはさらに高度な飛び方を教わって身につけると、別のかもめに教えます。

 

そのかもめがまた別のかもめに教えて・・・という風にして技術が伝わるのですが、それができるかもめに対して、他のかもめたちは自分たちと違うからと、特別な存在として見ていくようになります。

「噂というやつは、誰かを悪魔にしちまうか神様にまつりあげてしまうかのどちらかだ」

 

「彼らもみんな特別な、才能に恵まれたカモメかね?きみたちと同じなんだ。わたしとも同じだ。ひとつ違うのは、たったひとつだけ違っているのは、彼らは本当の自分というものを理解しはじめていて、そのための練習をすでに始めているということだけなのだ」

 

まとめ

むかーしにどこかでタイトルだけをチラッと見て、気になっていた本のひとつです。

 

長くはなく、かもめさんの写真が沢山載っていたので、パラパラっと読み進められました(写真だけが10ページ連続で掲載されてたりする)。

 

飛んでいる時の描写がかなり具体的でスピード感もありつつ、瞬間移動など、かなりぶっ飛んだ境地の話も出てくるので頭を柔軟にする必要がありました。

 

最初に発売されたのは1970年。変わった売れ方をしたみたいです。

大した宣伝もしなかったのに何年かたって爆発的に読まれるようになった

引用元:あとがきp166

 

自分を通すのか、周りに合わせるのかっていうのは判断が難しいところで、ジョナサンもルールに従おうとしますが、自分の好きなことを貫きます。

 

結果的に追放されますが、その先は、今までの行動があったから行けた場所。

 

その人のふさわしいところに連れていかれる、という感じがしました。

 

外側からのもので自分の価値観を決めずに、内側からわいてくる興味とかを大切にしていこうと思える本でした。